新国立劇場「魔女の宅急便」2021東京公演

か…

可愛い!!!!

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一体何人の那須担、いや観客がのたうちまわったことでしょう。本当に本当に、ハピネスイズヒア、ピースフルワールドなミュージカルでした。

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↑帰りの電車で頭がおかしくなっている図

小さい頃おばあちゃんに連れられてミュージカルをよく観に行っていた私。自分でチケットを取るようになってからはほとんど劇団四季しか見なくなっちゃいましたが、せっかく那須くんが外部のミュージカルに出てくれたので力を振り絞って観劇ブログっぽい記事を書きたいと思います。(ジャニヲタ脳では「可愛い」しか発せなくなるので、頑張って頑張って感想っぽく書きます)これから東京最終日、名古屋、大阪公演に行く方や、来年、再来年もしリバイバル上演があった時の参考になれば幸いです。

※昔のライブドアアメブロっぽい書き方ですが「こいつどの時代を生きてるねん」なんて言わないでくださいね!

(会場)新国立劇場/中劇場

新しくて(といっても1997年こけら落としなので築24年?)とっても建築的な施設です。横浜美術館と西洋美術館を足して2で割った感じでしょうか。大昇くんのELFもここで開催されておりました。新宿のお隣、初台駅からそのまま入れます。中劇場の座席数は1,000人強。なんと帝劇の半分!キャッツシアターより小さいかも。私は10-13列目くらいの席だったのですが、どの席のチケットでも近いな〜と感じると思います。ミュージカルなので真ん中に近ければ近いほど観やすいはず(ただしど真ん中は関係者で埋まっている現実)。座椅子硬めなので2公演連続で入ったら腰が死にます。お気をつけて。

(アクセス)初台駅

私みたいにせっかちで会場に早く着きすぎちゃうあなたへ。初台の近くがどんな感じか写真を用意したのでこちらをご覧ください!どーん!

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初台ってどんな街?~渋谷区紹介vol.1~ - 渋谷区つばめの里・本町東 公式WEBサイト

「本当に新宿の隣の駅!?!?」と疑いたくなるこの下町感。新国立劇場の逆側の出口はこのようになっております。さすが京王線(決してディスってはいない。笑)

もちろん劇場側は都会な感じなんですが、残念ながら立ち寄りやすいビルがあまりないんですよね。オペラシティくらい?早く着きすぎそうな方は新宿か渋谷で待機するのがオススメです。

www.tokyooperacity.co.jp

(グッズ)パンフレットとトートバック

めっっっちゃ可愛い!!

それぞれ2000円。パンフレットがそこそこなサイズなので、買ったトートバックに入れて持ち帰るか、トートバックごと収納できる大きめのバックで行くかどちらかですね(前者が多そうでしたが私は後者を選びました)。パンフレットは見応えバッチリ。お写真はもちろん、主役2人と岸本さんの対談が非常によきでした。トートバックはしっかりめの作り。次うちわ持参できるようなコンサートがあったら絶対使います。

(客層)ほぼ女子、そして若い

わりと外部舞台モードだったのと普段男性の多い職場に身を置いているのが相まって、会場に着いた瞬間「ひゃ〜〜〜ガーリーな女の子しかいない!!!」と男子校から文学部に入った大学一年生みたいな感想を抱いてしまいました(笑)。真ん中の方には関係者っぽい人がそこそこいましたが、それ以外はほぼ全員ジャニヲタで埋まっている印象。異世界感がすごい!!例年はどうなんですかね?演者さんたちも、幕が上がって前方を見たら女の子ばっかりできっと緊張するだろうな〜と謎な心配をしました。笑 子役ちゃんの応援で観劇しにきた人はさぞかし驚いたと思います。少なくとも私は恐れおののききました。コロナ禍で現場にあまり行っていなかったので、耐性がなくなったのかも…。

感想

やっとこさ感想(なげえよ)!あんまりネタバレをしたくないので、概観と各キャストさんのお話ができればと思います。

観劇した人みんなが口を揃えて言っていますが、とにかく可愛い!音生ちゃん、那須くんのハマりっぷりがすごいです。語彙力消えました。ストーリーはほぼジブリのまんまなので、どの客層が観ても楽しめるんじゃないでしょうか。2017,2018開催時の感想を見ると酷評している方を少なからず見受けましたが、今回はかなり好評なんじゃないですかね…?少なくとも私自身はとっても楽しめました。

音生ちゃん

見た目に反して声が高く、でも会場全体によく響き渡る透き通った声ですごーく聴きやすかったです。ミュージカルってよか声楽の先生に歌を習ってた感じがします。プリキュアの声優になれそうなんて感想を抱いてごめんなさい(でもきっと共感してくれる人もいるはず)。

一番感動したのは肝の座りかた。ちょっと歌の入りがかすんじゃっても全然表情に出ないし、ずっとキラキラしているし、カテコなんて、慣れてないはずなのに隣の白羽さんと目を合わせながら自分のペースでゆっくりお辞儀していて。とても初ミュージカルとは思えませんでした。少ないワイヤーでのフライングも、普通もっと怖がってもいいのにへっちゃらそうで本当にお姉さん関心です。年齢より大人びて見えて真面目で努力家で、でも自分に自信があってなんだかんだマイペース…っていうのがめちゃくちゃ那須くんですね。かなり似た者同士だと個人的に思います。

那須くん

か〜〜〜わ〜〜〜い〜〜〜い〜〜〜〜〜!!!致死量の"可愛い"を浴びて口元ゆるっゆるの那須担で会場が溢れかえっていました。マスク社会の恩恵をこんなに受けた日はないです。お目目きらきら、唇プルプル、手がペンギン!!「キキ〜〜〜🎶」と追っかけ回すシーンの破壊力ったらない!!!個人的に、グーチョキパン屋の窓からのぞいてるシーンと、ジジとアイコンタクトを取っているシーンがぶっちぎりで可愛くて女子をやめたくなりました。あと「あとでね〜」って手を振ってるシーン(頭から蒸気)。

歌に関して!低い音がよく響いていて安定していて、音生ちゃん同様聴きやすかったです。なすたい然り、那須くんは誰とハモっても心地いい!!音生ちゃんとのハモリがとっても綺麗で、ハモリの相性で二人が選ばれたわけではないはずだけど、キャスティング大正解だったなって勝手に製作側の立場に立ってほくそ笑みました。ハモリシーン、那須くんが1オクターブ一気に下がるところでブレずにすんって下がったとき、「すご」って心の中ではスタンディングオベーションでした。

ただ音生ちゃんがかなり通る声なので、欲を言えば、もう一歩スコーンと歌声が抜けてきてほしいシーンはあったかな…!でも名古屋、大阪って回を重ねるほど上手くなるんだろうな〜と断言できるくらい真っ直ぐにお芝居をしていたのでワクワクとうきうきが止まらないです!!大阪行きたい!!!

ダンスはジャニーズ本領発揮でやばい。演出家さんありがとう。みんな好きなやつ。私がおばあちゃんに連れられて無理やり観劇に来た小学生だったとしてもあのシーンで恋に落ちて「那須雄登」で検索しまくると思う。かっこよかった。

リトルキキ(小林桜ちゃん)

あまりに上手だったので感想を書かせてください!笑顔がとっても可愛くて、発声も演技もお手本すぎてあっぱれでした。ヤングナラ経験者かと思ったけど違いそう。芯があってのびやかで強気で可愛らしい感じが役どころにぴったり。個人的MVPです。年齢はリアルにキキくらいでしょうか。ミュージカルの子役で活躍している子って、中学入学とか声変わりのタイミングで離れちゃう子が多いけど(そもそもティーンの配役って少ないしキャリアに見合う役がなくなって続けにくくなるのは間違いない)、いつかまたお名前拝見できたらと強く思いました。数年後、ナラやジャスミン役を射止めている桜ちゃんに会えますように!!

 

あとは…町長カルテット(町長+秘書+警備員?+記者)がよくわかんないけどはちゃめちゃ上手くて面白かったです笑 。

 

演出面

演出に関しては色々思うところがあったのが本音。例えばいっちばん最初のシーン。木陰で休んでるキキの図は果たして必要だったんでしょうか…?キキ誕生のシーンから始めた方が自然な気がするし、キキを出したいなら「私キキ!」的なセリフシーンで始める方がそれっぽいんじゃないかな〜と思いました。最初のシーンにどういう意味があったのか初見だとわからなかった…。

あと「魔女の誕生」、音量が中途半端で違和感でした。一番盛り上がるシーンでのボリュームがfffだとして、1番目の曲ってfで始めるかmfくらいで始めるか逆にめっちゃ静寂か、みたいな感じだと思うんですが、なんか探り探りっていうか、「盛り上げたいの?抑えたいの?どっちなの???」って聞いていてそわそわしちゃいました。

次。キキが飛び立って、故郷の人が「鈴の音が聞けなくなるのか〜」と言うくだり。「鈴の音=キキが空を飛んでいるサイン」というのを回収するのが随分あとなので、「何のこと??」と一瞬置いていかれました。関連して「お母さんが言ってたの!誰にでも魔法があるって(ニュアンス)」というセリフも、回想シーンが後半に出てくるのでなんかつっかえるな〜と。例えばライオンキングはオープニングナンバーが「サークルオブライフ」でゴリゴリに主題で、ドリボも最初が「NextDream」でMYW中にナレーションで状況説明。お客さんが世界にすっと入れるように前半にガツンと主題が詰め込まれている作品を連続で観てきた影響かもしれないですが、回想シーンが2幕後半なのは斬新というかちょっぴり違和感を覚えました。そもそも魔女の宅急便はキキの成長物語でそのままで十分メッセージ性がある作品なので、わざわざ「誰だって魔法を持ってる」というテーマを掲げる必要があったのか疑問です。まあ私は角野さんの原作を読んでいないので!!ただ原作遵守しただけだったらごめんなさい!!(土下座)

あとは町長のシーンが長い!(笑)コメディ兼息抜きシーンにしたいんだと思うんですが(アラジンでいうところのジャファーとイアーゴ的な)、2幕からの登場で十分なんじゃないですかね。せっかくフレッシュな二人で高まった会場のボルテージがちょっと冷めちゃう感じがします。

それからフライングでのプロジェクションマッピング?アニメーション?はもっと工夫の余地があるような。ウィキッドやピーターパンはどんな風に飛んでたかなあ…。制作費の問題?せっかく音生ちゃんのフライングが上手なのに少しチープに見えるのがとっても勿体無いです。

 

上から目線で演出面を色々書いちゃいましたが、撤回させてください。すっごく楽しかったです。「スターのたまごを見守りつつ育てる」&「若年層にミュージカルに足を運んでもらうきっかけを作る」というこのミュージカルの方針は本当に素敵で胸を打たれるものがあります。ぶっちゃけ、こういう作品に選ばれる子役が上手なのなんて当たり前なんですよ!!(さっきベタ褒めしたくせに!!笑)すごく小さい頃から元劇団四季やら元宝塚の講師に教わってひたすら母音法と歌を練習していたような子ばかりじゃないですか。子役と主役2人は、3歳でフルートを始めてコンクール経験歴のある子と、中学の部活でフルートを始めた子くらいの差があっておかしくないです。とはいえ二人とも東宝とジャニーズなので、大阪桐蔭くらいの強豪校にいますが(的外れな例えだったらごめんなさい)。

でも主役二人に求められているものって、「ミュージカルを生きる人のうまさ」では本質的にはなくて、これから"選ばれていく"だろう人間としてののキラキラさ、まっすぐさ、健気さだと思うんですよね。スターのたまごにしか出せない輝きはスキル以上の価値があるし、元々スター性のある人が"できない"位置から踏ん張って稽古を通じて伸びていくことにものすご〜〜く意味がある。未来のスター育成において、こういう舞台の役割ってほんっっとに大きいと勝手に感じています。二人とも眩しい。眩しすぎる。加えて那須くん目当てに初めてジャニーズ以外のミュージカルに触れてくれた人がミュージカルの楽しさを知って、ほかの作品にも興味を持ってもらえたら最高じゃないですか。2人が年齢を重ねたときに、セカンドキャリアとしてミュージカルを選ぶ可能性だって出てきますしね。エンタメ界がサステイナブルであるために「現時点でのうまさ」や「儲け」だけを見ないで「育てる」面に目が向いているのがこの作品で、そういう熱さを持っている製作陣に那須くんが選ばれたことがとっても嬉しくて誇らしいです。まんまと引っかかってミュージカル熱が再燃したので、絶対にアナ雪のチケットを取ります!

とにかく可愛くて尊くてまっすぐで最高な舞台でした。名古屋、大阪のチケットを持っている人が羨ましい!!またこういう機会に恵まれるといいな。

私にも魔法の力があると信じて、最後までトラブルなく幕が上がり続けるよう強めのおまじないをかけておきました。どうか沢山の人に見てもらえますように!素敵な作品を本当にありがとうございました。